2016年6月5日日曜日

バイノーラル録音に必要なハードウェア比較。


バイノーラル録音に使用する機器を比較してみた。

XperiaZキャノン一眼レフソニーミュージックビデオビデオレコーダーICレコーダー
ビデオ撮影4K・HD4K・HDHD-
レンズ単焦点普通望遠・広角単焦点広角-
コンパクト×
音質
音声のみ録音-
外付けマイク純正ノイズキャンセリングローランドローランドローランド
録音秘匿性×
バッテリー交換-
外部電源動作××
microUSB充電××
価格高い高い中ぐらい安い
維持経費高い普通普通安い

  1. 汎用性が一番高いのはソニーのスマホXperiaに純正ノイズキャンセリングイヤホンを使用した場合で、荷物が増えず録音録画も人目につかないで行う事ができる。単体でライブ配信することもできるだろう。総合的に考えてこれが一番いい組み合わせと思われる。
  2. ICレコーダーと外部マイクの組み合わせは一番費用がかからない。
    ガラケーと一緒に持ち歩いてもそれほどかさばらないはずだ。
    Xperiaがあれば買う必要はない。
  3. ミュージックビデオレコーダーは広角レンズ、高音質マイク、外部入出力端子、三脚穴を備えているため録音録画に限った用途では使い回しや連携がしやすい。録音専用機なので大音量でも音割れしにくい。

個々のハードウェアに関する解説

XperiaZ

言わずとしれたSONYのスマホ。
イヤホンマイク端子が5極ミニジャック端子になっているので、
ステレオマイクを内蔵した純正ノイズキャンセリングイヤホンを接続すれば
普段持ち歩くスマホでバイノーラル録音を行う事ができる。
(出力R/L・録音R/L・アースで5極)
ちなみにiPhoneを含めた他のスマホは4極ミニジャック端子になっているため、
ステレオ録音(バイノーラル録音)を行うことはできない。

Xperia純正ノイズキャンセリングイヤホンMDR-NWNC33

Xperiaやウォークマンで使用できるノイズキャンセリングイヤホンです。
イヤホン自体にノイズキャンセリング機能はなく、本体側ノイズキャンセリング処理を行う。
この5極ミニジャック端子は他では使われていない仕様なので、このイヤホンを他の機材に接続するアダプターは販売されていない。


キャノンの一眼レフ

キャノンの一眼レフとミラーレスはエントリー機にも外部ステレオ録音端子を備えているのでバイノーラル録音動画を撮影することができます。
しかし、音声のみを録音するといったことはできません。

SONYミュージックビデオレコーダー
音楽ライブの録音に特化した製品で広角レンズでのビデオ撮影だけでなく、音声のみの録音もできる。大音量で音割れしないのが特徴。

  • 広く撮影できる超広角レンズ
  • 高音質録音できるステレオマイク
  • ステレオ外部音声出力端子
  • ステレオ外部マイク端子
  • カメラ用の三脚が使える。(端子や電源と干渉しません。)
  • SONYのコンデジと共通のバッテリー。
  • 外部電源可能
    (スマホ用充電器やモバイルバッテリーを外部電源にして作動できる)
以上の特性があり、一眼カメラの高音質外部マイクとして使う事もできれば、バイノーラルマイクを接続して録音することもできるという使い回しの良い一台です。
音声の録音のみに徒歩で持ち歩くには少し大きいです。



Roland ローランド バイノーラル マイクロホン イヤホン CS-10EM

イヤホン型のバイノーラル録音マイクです。
カナル部分にイヤホンとマイクの両方が内蔵されている構造なので、集音だけでなくイヤホンとして使う事もできます。
先述のMDR-NWNC33と似ていますが、端子形状は一般的なステレオ入力端子とステレオ録音端子に分岐しているので、ステレオマイク端子のある機材に幅広く接続することが可能です。当然ですがモノラルマイク端子に接続してもステレオ録音はできません。ほとんどのパソコンやスマホはモノラル入力端子になっています。

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